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愛玩動物看護師国家試験
- 2022-10-21 (金)
動物医療に関わる私たちの長年の願いだった“愛玩動物の看護師”を国家資格として定める“愛玩動物看護師法”が令和元年6月に制定され、いよいよ来年2月に第1回愛玩動物看護師国家試験が実施されます。
専門的な知識や高い技術を持った愛玩動物看護師が小動物医療に加わることで、業務を分担して、チームとしてより質の高い獣医療を提供できるようになります。
また、国家資格を持った愛護動物看護師は、動物介在教育や高齢療養施設での動物セラピー、あるいは災害時の動物救護活動など、さまざまな社会活動に指導的役割を果たすことが期待されます。
国家試験を受験するには、国の指定した大学や専門学校の在学者であること、あるいは実務経験のある既卒者は指定講習会を受講して予備試験に合格する必要があります。
その予備試験が11月6日に行われます。当院の7名のスタッフの内3名はカリキュラムの関係で予備試験が免除されていますが、他の4名は予備試験に合格しないと本試験の受験資格が得られません。現在、予備試験に向けて、隙間時間を利用して猛勉強中です。スタッフのトイレの壁には受験生さながらの手作りメモが貼られています。
がんばれ〜!!
来年の2月19日の本試験には2万人を超える看護師が出願する見込みです。全員が合格することを心から願ってエールを送りたいと思います。
トリック発表会
- 2021-08-15 (日)
こんにちは、獣医師の西山優子です。
オリンピックが終わり、スポーツ大好きの西山家は少しづつ落ち着きを取り戻して参りました。笑
さて、先日しつけ方教室のSCLAMPで「トリック発表会」が行われました。
昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止でしたが、今年は動画を撮影し発表する形式で開催されました。
良ちゃんは3回目の参加、そして今年は新人まる子が初参加でした。
ここでまる子について紹介します。まる子は2019年5月に当院にやってきました。
良ちゃん(当時9歳)とまる子(当時3ヶ月齢)
まる子は、噛みぐせ・食糞・トイレの失敗など子犬の典型的なお悩みを全部持ち合わせたような子で(笑)、2歳になった今もトレーニング継続中です。
これらに関しては、同じお悩みを抱えている飼い主様と色々な情報を共有、還元できると思います。
(実際まだ直っていないので、現在奮闘中ですが…苦笑)
それぞれの改善方法については、また改めて書かせてください。
毎週火曜日に当院ではパピースクールを行っていますが、そこにまる子も参加し、一緒にトレーニングに励んできました。
私がレッスンを通じて一番学んだことは、「行動にはその子なりの考えがある」と言うことです。
問題行動に対して「なんでこの子は、いつもこうなの…」とついつい落ち込んだり、イライラしてしまいがちですが、そういう思考よりもどうしてその行動をするのか、その子の気持ちになって考える推察力・分析力がとても大事だと思いました。
レッスン中に突如走り出したり、タオルをかじって振り回すまる子の行動に、初めは何がしたいのかよく分からず対処法も分かりませんでしたが、SCLAMPの先生に「もういっぱいいっぱいのサインです!」「難しくて何していいかわからないみたいです!」とまる子の気持ちを代弁してもらい、この子にとって集中力の限界なんだと分かりました。
レッスンを中断し、おもちゃを噛んだりして休憩を挟むと、また集中力が回復ししっかりレッスンを行うことができました。
今でもこまめに休憩を挟みながら、まる子のペースでレッスンに取り組んでいます。
まる子の得意分野も分かってきて、まる子が自信たっぷりにトリックをしている姿を見れてとても嬉しいです。
そんなこんなでレッスン開始から2年ほどたち、ようやくまる子も発表会に参加できるまでになりました。
トリック発表会に参加することが私のひとつの目標でもあったので、とても感慨深いです。
まだまだ完成度が低く発表できなかったトリックもありますが、それはまた次回に取っておいて、
日々ステップアップしていきたいと思います。
それでは前置きが長くなってしまいましたが、まる子と良ちゃんのトリック発表会の模様をご覧ください♪
☆おうち時間の楽しみ方☆
☆ おうち時間の楽しみ方 ☆
ワンちゃんと一緒に楽しもう!!
新型コロナウイルスの感染者が日本で確認されてから、もう1年以上が経ちました。
私たちは色々な制限を受けて、生活様式も変わりました。
その一方、おうち時間が増えたことで、ワンちゃんやネコちゃんとの癒しの時間も増えたり、
さらに、新しい家族を迎え入れた方々も多いようです。
子犬を迎え入れる時は、あらかじめ準備しなければいけないことや迎え入れてからしなければいけないことが色々ありますが、
ワンちゃんと一緒に、ぜひしていただきたいことのひとつを紹介したいと思います。
それは、フードを持った手を子犬の鼻先に近づけ、ワンちゃんを思い通りに動かすことです。
フードを持った手とワンちゃんの鼻先がくっついて動くことから、磁石という意味で『マグネット』と呼んでいます。
『マグネット』をしている良ちゃんの動画をご覧ください。
(良ちゃんは11才のトイプードルの女の子?(おばあちゃん)です。名前は良子(りょうこ)です。)
マグネットは「おすわり」などの号令は使わず、誘導だけでワンちゃんを動かします。
この練習をしておくと、先々ワンちゃんと楽しく過ごすことの手助けになります。
普段の食事をごほうびとして使って、ワンちゃんと一緒に練習してみましょう。
獣医師 西山昌子
フィラリア予防薬の郵送について
- 2020-04-24 (金)
6月から12月はフィラリア症の予防期間です。
去年フィラリア予防薬の投薬が不完全だったワンちゃんは、フィラリア症に感染していないかどうか
5月中(5月7日〜30日)に血液検査が必要です。
不完全というのは以下の場合です。
・去年1回でも飲み忘れがある場合
・去年の投薬開始日が6月11日以降だった場合
血液検査が必要かどうか不明な方はお問い合わせください。
去年確実に6月から12月まで投薬している子は予防薬をお渡しできます。
今の体重がわかれば、ワンちゃんを連れて来なくても結構です。
ネコちゃんの場合は、今まで予防した事がない子でも血液検査の必要はありません。
いつでもお薬のお渡しが可能です。
新型コロナウイルス感染症の蔓延防止のため、郵送でのお渡しも承っております。
ご希望の方はお電話でお申し付けください。
その際、配送手数料・振込手数料は飼い主様負担となりますのでご了承ください。
災害とペットの同行避難
- 2019-11-09 (土)
- Youtube動画
11月2日からの連休に、大学の同期会があって千葉の鴨川に行ってきました。
外房線の電車に乗るのは初めてで、山と海岸に挟まれたわずかな土地にへばりつくように街並みが続いていました。
9月の台風15号と10月の台風19号の影響なのか、未だにブルーシートがかかった家が散見されました。
地震、台風、洪水などの災害のたびに、ペット達はどんな状況にあるのか心配になります。
中越地震と中越沖地震の際には、それぞれ小千谷と柏崎に獣医師会の動物ボランティアとして派遣され、被災動物の保護に当たりました。
その時に学んだ被災動物保護のノウハウを、東日本大震災でペットと一緒に新潟に避難してきた被災者支援に役立てることができました。
新潟市では、獣医師会、動物愛護センター、動物愛護協会、新潟動物ネットワークなどが協力して、新潟が災害に遭遇したときのためにマニュアルを作成して、市内4カ所にペットを受け入れる避難所を設定しています。
しかし、避難所に受け入れてもらっても、ケージに入ることに慣れていなかったり、吠えて他の飼い主に迷惑をかけたりしては、避難所生活を送ることはできません。そのためには日頃からのしつけが大切です。
同行避難について、環境省のホームページに詳細が載っていますのでご覧になってください。
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h3009a.html
終わりに、鴨川シーワールドのシャチとベルーガの動画を見てください。
獣医師 西山栄一
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