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動物病院の一日

こんにちは。

つい先日までのうだるような暑さが懐かしくなるくらい、めっきりと秋めいてきましたね。

こういった季節の変わり目は人間だけではなく動物も体調を崩しやすいので気をつけてください。

さて、今回はどんな内容を書こうかなと考えていたのですが、どれもこれもぱっとするものがなくどうしようかと考えていたのですが、意外にも皆さんが知らないことを思いついたのでそれについて書いてみようと思います。

それは、動物病院の一日です。

普段皆さんの飼われているペットが病気になったり、またはワクチンなどの予防で動物病院に行くことがあると思いますが、それは外来の診察時間での仕事の一部であり、それ以外にも色々なことが一日の中で行われているんです。

そんな動物病院の一日を今回は紹介していきます。

すでに当院にいらっしゃってる方も、これから新しくペットを飼い動物病院をお探しの方にも、さらには将来動物病院で働いてみたいなとお考えの方にも興味をもってもらえればなと思います。

それでは早速ですが、まず朝出勤して一番の仕事、それは全体ミーティングです。

ここでは今日の手術予定や入院動物の状態を報告します。またその日によっては往診があったり院内セミナーが開催されたりすることもあるので、その日一日のスケジュールを全員が把握できるようにしています。それが終わると、診察時間になるまでの間に実際に入院中の子の様態を確認したり必要な治療を行っていきます。

そして9時になると午前中の診察が始まります。動物病院の一日においてこの外来診察時間が大部分を占る、まさに病院におけるメイン業務です。診察と一言に言ってもその範囲は多岐にわたります。人間の病院ならば内科や外科、さらには皮膚科や耳鼻科といったようにそれぞれ専門の分野にわかれていますが、一般的な動物病院ではこれらすべての分野をカバーしなくてはいけません(一部には専門分野に特化した動物病院も存在します)。言うならば総合診療科と言ったところです。

(レントゲンの説明をする敦井先生)

なので子犬の予防接種の診察が終わったかと思ったら次は高齢犬の床ずれの処置が待っていたり、はたまた心臓が悪い子が急変を起こして担ぎ込まれたりとその時々で状況は一変してしまいます。そういった緊急的に処置が必要な子が来た場合には、診察の合間を縫って処置を行うことも少なくありません。

(これは尿道に結成が詰ってしまい尿が出なくなってしまった子に、カテーテルという細い管を通しているところです。尿が出ない状態で時間が経ってしまうと腎臓に負担がかかり急性腎不全を起こしてしまう可能性があります)

そんな感じで午前の診察を終えると、次は午後の診察まで休憩かと思いきやそういうわけにもいきません。体力勝負な面もある仕事ですのである程度の休息と食事休憩はさすがに取りますが、午後の診察までにもやることはたくさんあるのです。

(栄養補給をしている筆者)

ということで、全部を一度にお伝えしようとするとかなりの長文になりそうですので今回はここでおしまいにさせてもらい、続きはまた次回のお楽しみにしたいと思います。

獣医師 青木

女王様

まだまだ暑い日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

以前、ブログで我が家の猫のお話をさせて頂きましたが、今回もその猫についてお話させて頂きます。

我が家には女王様的存在のチャーミーという猫がいます。種類はチンチラです。

みなさん、  長毛の猫 =  気が強い・ツンツンしている・愛想がない というイメージはありませんか?

もちろん、長毛の猫がみんなそうというわけではありません。 あくまでイメージです。 ゴロゴロにゃんにゃん甘えてくる子もたくさんいます ♡

しかし我が家のチャーミーはイメージそのままでした。

長毛好きの方は理解してくださると思うのですが、このツンツンした性格がたまらないんです ♡  ふふっ(´ω`) ♡

そりゃたまには 「ごろにゃーん」 と甘えてきてほしいとも思いますが、誰にも媚びず、ちょっかいを出すとあからさまに不機嫌そうな顔になる・・・・・これはこれで良いんです ♡

そんな女王様も年を重ねるにつれ少しずつ性格に変化がみられました。

今年の7月でチャーミーも17才になりました。 すっかりお婆ちゃんです。

高齢になり、さらに丸くなったのかこの2~3年で性格がだいぶ変わりました。

甘えるのです! ゴロゴロにゃんにゃん言うのです!  まぁ、こっちがしつこいとやはり怒りますが・・・

性格が丸くなるのは良いこと。 しかし1つ心配なことが。

食欲がもの凄いのです。  ここ2~3年でどんどん増していく彼女の食欲・・・

きっと今が最高頂だと思います。

 

↑ これは仕事に行った母の帰りを玄関で首を長くして待っているところです。

チャーミーのご飯は母が与えます。母からご飯をもらい食べ終わった数分後にはまた母のもとへと行き 「ご飯ちょーだい」 と催促します。もらえるまでしつこく鳴きます。

そのしつこさに母は負け、また少しご飯をあげます。それを食べ満足気に去っていくチャーミー。

しかし・・・

またしばらくすると母のもとへと行き 「 ごーはーん! 今日まだご飯もらってないよね? ちょーだいよ! 」 と鳴きます。

このやりとりがエンドレスで続きます・・・

彼女の満腹中枢は壊れてしまったのでしょうか。  それともこれが痴呆というものなのでしょうか。

今のところ異常な食欲以外には様子がおかしいところはなく、毎日モリモリ食べてよく寝ています。

 

最近では家族の食事にちゃっかり参加し、物欲しげに皆の様子を監視しています。  時には強奪もします・・・

 

 

走り回りこそしませんが、我が家の女王様は元気です。

もうすっかりお婆ちゃんですが、まだまだ食欲旺盛なまま長生きしてほしいと思うばかりです。

動物看護師  伊藤麻衣子

まもるの のほほん日記 Vol.11

みなさんこんちは。 僕まもる (^ω^)

ますます暑くなってきたよ!

ということで!

嘉瀬さんの手によってドナが丸刈りになりましたー!

ドナさん、 臆病なため診察台の上が苦手。  変な顔 ( ´艸`) ププッ

ブルブル体を震わせ、挙動不審になります。   でも、嘉瀬さんのことは 大スキ ♡ (笑)

                                                                                                                                                                                                                                                                     .

                                                                                                                                       .

 ところで・・・ 毎年夏になると熱中症でぐったりした状態で運ばれてくる子が必ずいます。

熱中症はヨダレや、呼吸が荒くなったり、起立不能、嘔吐・下痢、痙攣などの症状が現れ、最悪の場合は命に関わることも・・・

暑い時間に長時間のお留守番や、日中のお散歩、車内でのお留守番でも熱中症になります。

お散歩は朝や夕方の涼しい時間に行くようにしたり、長時間のお留守番はエアコンなどで温度管理をするなどして熱中症対策しましょう!

特にお鼻の短い短頭種犬は要注意だよー (゚ω゚)b

                                                                                      .

                                                                                                                                                                                                                                                                .

さてさて、こちらが完成したドナ!

さっぱりしててイイねぇ~。 涼しそう♪    僕も丸刈りしてもらおうかな・・・(-ω-;)ウーン

                                                                                        .

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犬の皮膚病

動物病院の外来で最も多い病気は犬の皮膚病です。特に、暑い時期は皮膚病が多くなります。日本の夏は高温多湿ですので、それも影響しているのかもしれません。

皮膚病で飼主様が最も心を痛めるのは痒みではないかと思います。病院では痒みを、飼主様の主観で10段階のスコアで評価していただいています。時々掻いている程度なら3〜4/10、いつも掻いているなら7〜8/10、夜も眠れないほどの痒みなら9〜10/10というようにスコアをつけます。

7/10以上の強い痒みを伴う皮膚病は、ほぼ4つの病気にしぼれます。それらは、疥癬(ヒゼンダニ)、膿皮症(細菌性)、マラセチア皮膚炎(酵母菌)、アレルギー(犬アトピー性皮膚炎と食物アレルギー)です。これらの病気は皮膚検査で鑑別しますが、獣医師を悩ませるのがアレルギーです。

犬アトピー性皮膚炎と食物アレルギーは症状が似ていて、鑑別は容易ではありません。犬アトピー性皮膚炎は、血液中の免疫グロブリンの1つであるIgEの量を調べて、どのようなアレルゲンに反応しているのかを検査して診断します。近年、食物アレルギーは主にリンパ球が関連するⅣ型アレルギー(遅延型アレルギー)が原因していることが明らかになりました。食物アレルギーの診断は、除去食試験といって、いままで食べたことのない1種類の蛋白源と1種類の炭水化物源を2ヶ月与えて痒みを評価する方法で行っていました。しかし、この方法は飼主様にとっていろいろな意味で負担が多く、評価が難しい検査法でした。数年前より、リンパ球を培養して検査する、リンパ球反応検査が国内で開発され、成果を上げています。このリンパ球反応検査は、血液で行いますから、飼主様の負担もなく、食物アレルギーを正確に診断できます。

当院での検査結果から、食物アレルギーが予想していたよりも遥かに多いことが明らかになりました(犬アトピー性皮膚炎の併発を含めて9割以上が食物に関連)。痒みで困っているワンちゃんにこの検査を受けさせ、原因を明らかにして対処してあげましょう。

獣医師 西山栄一

まもるの のほほん日記 vol.10

みなさんこんにちわ。僕まもる。

前回の僕の日記で 『ノギ』 についてお話しました。 みんな読んでくれた?

前回のお話をブログにアップして数日後、さっそく ノギ に出会ってしまいました・・・

患者さんは トイプードル 7才 女の子 目を痒がり、涙が出るということで、病院へ来院。

よくよく目を診てみると、上のまぶたから何やら茶色い物体がヒョコっと顔を出している。

そう・・・  まさにノギなのです (´ω`|||) ドヨーン

点眼麻酔をし、ピンセットでノギを除去。

少し痛みはあったみたいだけど、プードルちゃんなかなか我慢強くすんなりノギは取れました!

でてきたノギはそこそこ大きく、約2.5cmほどあるもの。

うぅぅ・・ こんなのが目に入っていたなんて! プードルちゃん頑張ったね。゜゜(´□`。)°゜。エライ エライ

じつはこのプードルちゃんだけでなく、他の患者さんでもノギが耳に入ってしまい来院したワンちゃんがいました。

1週間でノギの処置は2件・・・

さぁ、みなさん。 ノギの怖さわかってくれたかな?

かわいい子達が痛い思いをしないよう、みんなが注意してあげてね ヽ( ‘ω^*)ゝ♡

 

 

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