- 2012-01-10 (火) 18:42
- 病院スタッフ
我が家の愛犬パフィーが昨年の12月26日に15才の誕生日を迎えました。
パフィーはラブラドールレトリバーの女の子で、線維肉腫やメラノーマなど悪性腫瘍にもなったのですが、
幸い、どちらも早期に手術をすることができ、再発もなく今日に至っています。
ひと頃、人気犬種だったゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーなどが高齢になり、
すっかり数が減少していく中、12才頃から毎年心配しながらも, 誕生日を迎えることを目標に生活してきました.
当然、年と共に白内障や足腰の衰えなどが顕著になり、階段の昇り降りなど躊躇するようになりました。
また、平らな場所でも滑ったりよろけたりするようになってきています。
犬種により、なり易い病気や、老化に伴う症状も異なりますが、日頃からよくかかわって、
早目に変化に気付いて対応してあげたいと思っています。
一般的に、白内障に対しては進行を遅らせる点眼薬、足腰の衰えには関節にいいフードやサプリメント、
痴呆に対しても症状に応じて色々な対応策があります。
また、小型犬は老化に伴って心臓性の咳をすることも多いので、
症状がみられたら早目に投薬を始めて進行を遅らせるといいでしょう。
今年も、皆様の伴侶動物達が、生活の質を保ちながら、
一日でも長く一緒に暮らせますように,お手伝いしていきたいと思います。
同時に、パフィーが今年の誕生日も迎えられることを、心から強く願っています。
獣医師 西山昌子
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