- 2013-03-07 (木) 19:05
- 病院スタッフ
昨年の10月パフィー(ラブラドール)が天国へと旅立ちました。
どんなに可愛がっていても、どれ程大切に世話をしていても、いつか必ず別れの日が訪れます。
パフィーは大型犬だったので、いなくなってからは特に、部屋が広く感じられ、いたる所で想い出す日々でした。
16才のお誕生日を迎えられなかったことは残念でしたが、私達夫婦に看取られながら逝き、大往生だったと思います。
飼主さんの中には伴侶動物が亡くなった後、その仔を最後に何年も新しい伴侶動物を飼うことができずにいたり、
「親が亡くなった時は泣かなかったけど、伴侶動物が亡くなった時は涙が止まらなかった。」と言うことも聞きます。
その一方、伴侶動物が亡くなってすぐに、同じ種類の伴侶動物を連れていらしたり、名前も全く同じで、
何代目の〇〇ちゃんだったりする場合もあります。
形は違いますが、どれも伴侶動物に対する愛情の現れだと思います。
私はお骨をまだ手元に置いていますが、寂しさを紛らしてくれたのは、
2才になるトイ・プードルの良(りょう)ちゃんでした。
良ちゃんは私がソファーに座っていると静かに横に来て膝の上に顔をのせて癒してくれました。
日頃は手の掛かるやんちゃな所もありますが、可愛らしいトリックの持ち主で、
一緒に練習していると元気になれます。
私達動物病院のスタッフは伴侶動物の健康を考え、飼主さんと長く楽しく過ごしていただくお手伝いはもちろん、
最後の看取り方も飼主さんの気持ちに添えるよう努力し、元気になった時だけでなく
最後を迎えた時も感謝されるような獣医療に努めていきたいと改めて思いました。
獣医師 西山昌子
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