- 2019-01-28 (月) 19:15
当院で輸血犬として何頭もの犬の命を救ってくれたドナが1月17日に息を引き取りました。
ドナはセッターの雌で、2006年の1月に新潟動物ネットワーク(NDN)さんから譲っていただきました。胎内の山中に放浪していたところをNDNさんに保護され、縁あって当院の医療スタッフ(笑)に加わりました。年齢は推定で2~3歳(2003年~2004年生まれ)だったと思います。
ドナは音に敏感で、車の音も嫌がって散歩を一切拒否する風変わりな犬でした。猟犬は、大切な訓練として銃声に慣れる必要があります。おそらく、ドナは胎内の山中で銃声のあまりの大きな音に怯えて、飼い主の元に帰れなくなって放浪していたのだと思います。
ドナはおとなしい性格で、病院スタッフに可愛がられ、2階の処置室で飛び跳ねて遊ぶことが大好きでした。それでは可哀想と何度も散歩に連れ出しましたが、怖がって歩くこともできず、病院の中が一番安心するようで、一生病院の2階で過ごしました。
ドナの血液で何頭の患者が助かったか知れません。本当にありがとう!!
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