- 2021-08-15 (日) 21:51
こんにちは、獣医師の西山優子です。
オリンピックが終わり、スポーツ大好きの西山家は少しづつ落ち着きを取り戻して参りました。笑
さて、先日しつけ方教室のSCLAMPで「トリック発表会」が行われました。
昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止でしたが、今年は動画を撮影し発表する形式で開催されました。
良ちゃんは3回目の参加、そして今年は新人まる子が初参加でした。
ここでまる子について紹介します。まる子は2019年5月に当院にやってきました。
良ちゃん(当時9歳)とまる子(当時3ヶ月齢)
まる子は、噛みぐせ・食糞・トイレの失敗など子犬の典型的なお悩みを全部持ち合わせたような子で(笑)、2歳になった今もトレーニング継続中です。
これらに関しては、同じお悩みを抱えている飼い主様と色々な情報を共有、還元できると思います。
(実際まだ直っていないので、現在奮闘中ですが…苦笑)
それぞれの改善方法については、また改めて書かせてください。
毎週火曜日に当院ではパピースクールを行っていますが、そこにまる子も参加し、一緒にトレーニングに励んできました。
私がレッスンを通じて一番学んだことは、「行動にはその子なりの考えがある」と言うことです。
問題行動に対して「なんでこの子は、いつもこうなの…」とついつい落ち込んだり、イライラしてしまいがちですが、そういう思考よりもどうしてその行動をするのか、その子の気持ちになって考える推察力・分析力がとても大事だと思いました。
レッスン中に突如走り出したり、タオルをかじって振り回すまる子の行動に、初めは何がしたいのかよく分からず対処法も分かりませんでしたが、SCLAMPの先生に「もういっぱいいっぱいのサインです!」「難しくて何していいかわからないみたいです!」とまる子の気持ちを代弁してもらい、この子にとって集中力の限界なんだと分かりました。
レッスンを中断し、おもちゃを噛んだりして休憩を挟むと、また集中力が回復ししっかりレッスンを行うことができました。
今でもこまめに休憩を挟みながら、まる子のペースでレッスンに取り組んでいます。
まる子の得意分野も分かってきて、まる子が自信たっぷりにトリックをしている姿を見れてとても嬉しいです。
そんなこんなでレッスン開始から2年ほどたち、ようやくまる子も発表会に参加できるまでになりました。
トリック発表会に参加することが私のひとつの目標でもあったので、とても感慨深いです。
まだまだ完成度が低く発表できなかったトリックもありますが、それはまた次回に取っておいて、
日々ステップアップしていきたいと思います。
それでは前置きが長くなってしまいましたが、まる子と良ちゃんのトリック発表会の模様をご覧ください♪
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