- 2012-03-07 (水) 16:39
- 病院スタッフ
徐々に日が長くなってきましたね。
凍えるような寒さがまだ残っていますが、少しずつ春が近づいてきました。
この季節の変わり目に、皆さん体調を崩したりしていませんか?
今回は我が家の愛犬 「めい」(ラブラドール・レトリバー 8歳 女の子) について書こうと思います。
先日、めいの左胸のあたりに 『しこり』 があることに気づき、診察をお願いしました。
触るとやわらかいそのしこりに針を刺して、中の細胞を取り、染色して顕微鏡で確認するという検査(細胞診)をしました。
ドキドキの検査結果は、「脂肪腫」 とのことでした。
脂肪腫とは、簡単に言うと脂肪のかたまり。大型犬にできやすく、年齢が上がるに伴って体のあちこちにできるようになります。
検査結果は良性の腫瘍でしたが、ラブラドールやゴールデンなどの大型犬種には特にできやすい腫瘍のひとつです。
ですが、これらの犬種は悪性の腫瘍もできやすいので、必ず検査をした上での確定診断が良いと思います。
日ごろから多くスキンシップを取り、よく観察することで少しの異常も早くに気づくことができます。
病気の早期発見により、迅速に治療を始められますし、重症化する可能性も低くなります。
・・・・・ちなみに、めいの場合、悪い腫瘍ではなかったので摘出手術はせずそのまま残すことにしました。
めいも、もう8歳。。
一瞬たりとも落ち着いていなかった若い頃に比べたらずいぶん落ち着き、ボール遊びや雪遊びも短時間で満足するようになりました。
年齢を重ねることで少しずつ変化があり、その変化をさみしいと感じる時もありますが、私を見つけるとシッポをプロペラのように回しながら、
うれしそうに走ってくる様だけは、子犬の時から少しも変わらないでいてくれます。
これからも少しずつの変化を受け入れながら、いつまでも元気でいてほしいと願うばかりです。
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動物看護師 渡辺巳貴子
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